今ではすっかりとお馴染みの言葉になった「魔の2歳児」、そんな「魔の2歳児」がいよいよやってきた!
そんなママに「魔の2歳児」の正体と対処法をお伝えしたいと思います。
そもそも魔の2歳児とは?
「魔の2歳児」とは、主に第一反抗期のことをいいます。
反抗期は大きく分けて
- 幼児期の反抗期「第一次反抗期」
- 思春期の反抗期「第二次反抗期」
が、あります。
2歳ごろには自立心が強くなり、何に対しても「イヤ!」と反応する、いわゆる「イヤイヤ期」です。
ママやパパにとっては大変で悩みも多くなるこの第一反抗期は、自我が芽生えることで反抗的になる時期の事なので、実は心身ともに成長している証なんです。
魔の2歳児はどうして訪れる?
この「魔の2歳児」が訪れるのには理由があります。
2歳になると、自立心が強くなってある程度言葉が話せるようになることもあり、自分の感情を言葉で表現しようとします。
でも、実際はちゃんと自分の気持ちを伝えられるほどの言語能力はまだありません。
「うまく大人に伝えられない」というのがもどかしくて、それがイライラに変わり何に対しても拒否反応や抵抗をしたりしてしまいます。
また、「自分のやりたいこと」と「自分ができること」のギャップの差も反抗の原因です。
「自分はこれをやりたい!でもうまくできない」そういった理想と現実の差からもイライラして、親や周りの大人に反抗的な態度をとるようになります。
できることも増えて、やりたいこともたくさん出てくる2歳児ですが、まだまだ「小さい」「でき始め」の成長途中です。
こども自身、自分ができること・できないことがわからないので「どうしてできないの!」という感情が生まれて、自分の気持ちを簡単な「イヤ」という言葉で大人に伝えるようになります。
こうしてイヤイヤ期の「魔の2歳児」が誕生するんですね。
魔の2歳児の対処法は?
いろんなことを試してみても、効果のあるないはその子によります。
結論から言うと「何をしてもダメな時は時期が過ぎるのを待つしかない」です。笑
でも、物は試しです!
効果のありそうな対処法をいくつかピックアップしてみました。
気持ちを代弁してあげる
「こどものやりたいことを理解してあげる」ということです。
例えば、自分で着替えたいのにうまくできなくてイライラしだしたとします。
そんなときは「自分で着替えたかったんだよね」「次は頑張ろうね」「悔しかったね」と、まずは気持ちを代弁してあげましょう。
ママやパパは自分のことをちゃんと理解してくれているんだ、と思うことで安心し、反抗も少しはマシになるかもしれません。
できる限り付き合う
こどものやりたいことに、時間が許す限り付き合って見守ってあげるのも1つの手です。
自分が満足いくまでやることで、達成感も得られて納得もします。
他の事やモノで気をそらす
例えば、歯磨きを頑なに拒否されたとします。
そんな時は、歯磨きを一旦置いておいて、こどもの好きなおもちゃで少し遊ばすとか、違うことをさせてみるなどして気をそらしましょう。
無理にやってもエスカレートして癇癪を起したり、手が付けられなくなることも。
なので、一旦他の事やモノで気をそらして落ち着いてから再度チャレンジするようにしましょう。
放っておくことも時には必要
癇癪を起こしたり、どうしても無理な時は、放っておくのも一つの手です。
特に泣きわめいたり、暴れまわっているときは何を言っても耳には入りません。
気が済むまで泣かせて暴れさせるのもありです。
※ただしこれは家での場合に限りますかね。外出先でこれをしてしまうと他の人の迷惑にもなります。もし出先でこういったことが起きた場合は、人の少ない場所に移動するか、連れ帰るしかなさそうです。
さいごに
「魔の2歳児」は決してただの「わがまま」ではありません。
「自分は1人の人間なんだ」と自覚し、自立が始まる時期なので、こどもはこどもなりに「自分」をアピールしているんですね。
こどもの成長においても大事な反抗期。
難しいかもしれませんが、出来る限り心に余裕をもって付き合っていけるといいですね。
ではまた。
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