「天使の4歳児」というのは最近登場した言葉だそうです。
「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」を終えて、ようやくママやパパとこどもの意思疎通が楽になってくる4歳の頃を表した言葉です。
入園を迎えて急に落ち着くこどももいたりで、苦労してきた親にとってはまさに「天使」とつけたくなる時期なのかもしれません。
そんな「天使の4歳児」ですが、実際はどうなんでしょうか?
▽2歳・3歳児についてはこちら。
4歳児は「小さな大人」
2・3歳児に比べて、4歳になると
- 考えたことを実現させる
- じっくり考える
- 目標に向かって練習する
などの様々な思考回路を身につける時期で、会話もこれまで以上にスムーズになります。
また、園生活での友達とのやり取りの中で
- 相手の事を考える
- 相手の立場になって考える
- 客観的に物事を見る
などの思考力も備わってきています。
会話が成り立ってくるので、親子共にストレスを感じずに済む時期なんですね。
成長の反面、ウソを覚えることも
意思疎通ができるようになった=思考力が身についた、ということ。
悪さをしたりすれば「これはママに言ったら怒られるかな」と考えて「言わないでおこう」となります。
結果、隠し事をしたり、質問された場合にウソをつくことも出てくるわけです。
それだけ思考力が高くなった、つまり成長したということですが、やっぱりウソはいけませんよね。
親がこどもの様子を観察して、振る舞いや些細な変化などに気を付けるようにしましょう。
ウソをついた場合は「ウソはいけないこと」というのもしっかりと教えていかなければなりません。
実際の4歳児は天使じゃない!!
ここからが本題です。笑
2・3歳の時と比べると「天使」と言われがちな4歳児ですが…。
実際は全然天使じゃない!
言葉も力も反抗も、今までとは比べ物にならないくらいパワーアップします。笑
もはや魔王。
もちろん個人差はありますが、自我がこれまでよりも強くなる分、「反抗」や「自分のやりたいことを押し通す」などの言う事を聞かない時期でもあるんです。
反抗期継続中ってやつですね。笑
2~3歳はなんでも「イヤ」の時期でしたが、4歳~は強制的に何かをさせられたり、自分のやりたいことを阻止されたりすると「こんにゃろう!キィィィィ!」の時期に突入します。
これが大変のなんのって…。
ちなみにうちの長男も、現在4歳ですがこんな感じです。笑
言う言葉や返してくる言葉がえげつないです。
モノに当たったり、地団駄踏んだり、叫んだりと「どこが天使やねん!」とツッコミたくなるほど。笑
やっぱりこれも成長の証
毎度お馴染みですが、「反抗期は成長の証」です。
「うちの子、大丈夫かな…。」と思っているママも心配しないでください。
この時期の反抗は「相手の気持ちを理解するため」に必要な反抗なんだそうです。
相手の気持ちを理解するために、まずは自分の思いを主張する。
喧嘩したり、嫌な思いをしたり・させたり、そういったことをこの時期にたくさん経験することで、これからの「人付き合い」が上手くなっていくんだそう。
つまり「反抗」=「正常に成長」ってことなんですね。
4歳の反抗期の対処法は?
親も人間なので、反抗されればイライラするのは当たり前です。
この時期の反抗は「自分の気持ちを聞いて!」からくるもの。
なので、まずは親から伝えたいことは後回しにして、こどもの言い分を気の済むまで聞いてあげて下さい。
そして1回「そうだね」と同調してから、こちらからの伝えたいことを伝えましょう。
あとは「片付けなさい」と言うにしても、どうして片付けるのかの理由を説明することが大切になってきます。
「ご飯の時間だから、1回片付けようね」「寝る時間だから、片付けて寝ようね」など、必ず理由を一緒に言いましょう。
と言っても、4歳児は手強いです。
この対処法が上手くいくとは限らないので、根気よくやり続けるしかありません。
さいごに
「もっと言う事を聞く子だったらな」とか「なんでもハイ!ってやってくれたらな」って思う親も多いと思いますが、そんな子はいません。
わが子であっても「1人の人間」だから、自分の意見や反抗があって当たり前なんです。
むしろ、それだけ自我が出せるってすごいことです!
なんでも「ハイ!」と言う事を聞く子は、自分の意思を主張できない子です。
一見いい子に見えますが、それは親や周りの大人にとっての都合のいい子ってだけなんですね。
これから先、集団生活が必要不可欠な中で、自分の意見を周囲に主張できるのは凄いことであり、大切なことでもあります。
となると、やっぱり反抗期は必要なんですね。
反抗期万歳!くらいの気持ちで乗り切りましょう!
ではまた。

コメント