予防接種でどんな病気を防げる?ワクチンの重要性を再確認しよう!

子育て
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赤ちゃんが生まれると、基本的には生後2ヶ月から「予防接種」が始まります。

この「予防接種」ですが、結構な数があったりして「まだ、こんなに小さいのにたくさん注射されて可哀相…。」「同時接種って大丈夫なの?」と思うママもいると思います。

スケジュールの調整に苦労したり、必要な接種完了回数が遅れたり、時期を逃して接種できなかった…という事もあります。

母子ともに大変な予防接種ですが、どれも赤ちゃんを守る大事なワクチンです。

 

今回は、予防接種で防げる病気を紹介したいと思います。

 

どんな病気が防げるの?

ワクチンで予防できる病気は、かかると治療が難しく、重症化が怖いものばかりです。

なので予防接種をしっかり受けて、赤ちゃんを病気から守りましょう。

 

B型肝炎

「B型肝炎」は今までは任意接種でしたが、定期接種に変更されました。

毎年約2万人がかかる、B型肝炎ウイルスによる感染症です。

こどもは感染経路が不明なこともあり、3歳までに感染すると慢性化率が高いとされています。

ウイルスはとても感染力が強く、体に入ると肝炎を起こして長い間、肝臓に住みつきます。

感染後のウイルス排除が困難なんですね。

重症化すると、特に重い劇症肝炎(げきしょうかんえん)になってしまった場合の致命率は約70%と言われています。

たとえすぐに発症しなくても、適切な治療をしないと、将来的に肝硬変や肝臓がんへと進行することになります。

 

細菌性肺炎

「ヒブ」「肺炎球菌」ワクチンで予防できる病気です。

ヒブ菌や肺炎球菌が主な原因で、肺に炎症が起こり苦しくなる病気です。

こどもの細菌性肺炎のほとんどはこの2つの菌によるものだそうです。

タンが絡んだ激しい咳と共に、発熱、胸の痛み、脱水症状などの症状がでます。

重症化すると、呼吸困難やチアノーゼ、意識障害などの症状が見られ、入院することになります。

特に乳幼児の場合はすぐに入院して、原因になっている細菌に合った投与して治療しなければなりません。

 

細菌性髄膜炎

「ヒブ」「肺炎球菌」で予防できる病気です。

のどや鼻に潜むヒブ菌や肺炎球菌が、髄膜に入り込んで炎症を起こします。

0ヶ月~5歳頃のこどもがかかりやすく、保育園などに通っている子は感染リスクが高くなり、発熱などの症状が風邪と似ているので早期発見が難しく、治療が手遅れになることもあります。

重症化すると「けいれん」「意識障害」「脳膿瘍」「水頭症」「てんかん」などが併発する場合があります。

発達・知能・運動障害・難聴などの後遺症(ヒブ15~20%、肺炎球菌25~30%)が残り、致命率も高い怖い病気です。

 

ジフテリア

「四種混合」で予防できる病気です。

ジフテリア菌が飛沫感染によってのどに感染して発症します。

菌が毒素を放出するので、のどの腫れ、せき、発熱などの症状が出ます。

発症すると必ず入院して、抗菌薬の投薬治療を受けることになります。

重症化すると、毒素によって神経がマヒしたり、突然昏睡状態になったり、心筋炎を引き起こす可能性があり、この場合の致命率は5~10%と言われています。

日本での発症例は1999年が最後で、現在はワクチンの効果もあって国内での発生報告はないそうです。

 

百日ぜき

「四種混合」で予防できる病気です。

百日ぜき菌で発症します。

その名の通り、せきが何日も続く病気で、最初は鼻水と軽いせきですが、やがて咳が止まらなくなります。

生後6ヶ月以下は重症化しやすく、生後3ヶ月以下は突然無呼吸の状態になることもあります。

重症化すると、しつこい咳のせいで呼吸困難や無呼吸になり、血中の酸素が減って脳症を併発する恐れがあります。

てんかんや知能障害の後遺症の心配もあり、乳幼児の場合は最悪の場合は死に至ることもあります。

 

破傷風(はしょうふう)

「四種混合」で予防できる病気です。

土の中にいる破傷風菌が傷口から体内に入り、深く潜り込んで筋肉をけいれんさせる毒素を大量に排出します。

顔のひきつりや、けいれん、口があかないなどの症状が出ます。

重症化すると、体が弓なりになるほどの強いけいれんが全身に起き、呼吸困難に陥って窒息を引き起こすことがあります。

特に乳幼児の場合は難聴などの後遺症が残ることも。

ワクチン未接種の場合は誰でもかかる可能性があります。

 

ポリオ(小児麻痺)

「四種混合」で予防できる病気です。

感染者の便に滞在するポリオウイルスが、手などを介して口から体内に入って増殖していきます。

ほとんどは、風邪のような症状で終わりますが、約1,000人に1人の割合で手足に麻痺が残るとされています。

重症化すると、横隔膜などに麻痺が起こり、呼吸困難になる恐れがあります。

特に大人が感染すると重症化する可能性が高く、しびれが1年以上続くと、筋力が低下して運動障害を起こすこともあります。

ワクチン未接種の場合は、誰でもかかる可能性がありますが、国内での自然感染者は約30年間出ていません。

 

結核

「BCG」で予防できる病気です。

結核菌が空気感染によって感染して発症します。

比較的、高齢者がかかりやすいですが、生後すぐの赤ちゃんでも感染するリスクがあります。

現代は治療薬はありますが、大人でも長期的に入院が必要な怖い病気です。

重症化すると、粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)や、結核性髄膜炎などを併発する恐れもあり、難聴、脳神経麻痺、水頭症などの後遺症の心配が出てきます。

特に赤ちゃんは重症化しやすく、致命率も高いので必ず予防接種を受けましょう。

 

麻疹(はしか)

「MRワクチン」で予防することができる病気です。

麻疹ウイルスに感染し、10日前後の潜伏期間の後、風邪に似た症状が現れます。

発熱後3~4日目あたりから全身に赤い発疹が広がり、口の中には白いブツブツができます。

高熱と咳が1週間以上続く辛い病気です。

重症化すると、乳幼児の場合は肺炎や気管支炎、中耳炎の併発が心配になってきます。

約2,000人に1人の割合で麻疹脳炎を併発することもあり、知的障害や手足の麻痺が残る可能性と共に致命率も高くなっています。

ワクチン未接種の場合は誰でもかかる可能性があります。

 

風疹(三日ばしか)

「MRワクチン」で予防できる病気です。

2~3週間の潜伏期間があり、その後発熱と同時に発疹ができ、リンパが腫れます。

特に妊娠初期の妊婦は注意が必要で、妊娠初期の妊婦が感染すると、先天的な障害のある赤ちゃんが生まれる可能性が高くなります。

ほとんどの場合は3日程度で治りますが、重症化すると、2,000~5,000人に1人の割合で血小板減少性紫斑病(けっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)、脳炎、溶血性貧血などの合併症を起こす場合があります。

ワクチン未接種の場合は誰でもかかる可能性があります。

 

日本脳炎

「日本脳炎」で予防できる病気です。

東南アジアで流行している感染症です。

特定の蚊(日本脳炎ウイルスに感染した豚の血を吸ったコガタアカイエカ)に刺されて感染します。

発症率は低いですが、発症すると高い確率で急性脳炎になります。

重症化すると、治療薬がないので対症療法(症状に合わせた治療)で回復を待つしかありません。

大人でも治療は長期化し、抵抗力の弱い赤ちゃんは精神障害などの後遺症が高い確率で残り、致命率も20~40%と高くなっています。

国内での発症例は年間10人以下となっていますので、ちゃんとワクチンの接種をしましょう。

水痘(水ぼうそう)

「水痘」で予防できる病気です。

水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。

発熱と共に赤い発疹が出て、やがて痒みのある水泡になります。

感染力が非常に強いので、すべての水疱が乾いて黒いかさぶたになるまでは外出できません。

生後6カ月~4歳の頃にかかりやすく、免疫がなければほぼ100%感染すると言われています。

重症化すると、たくさんの発疹が全身に広がり、まぶた、口の中、陰部などにもでき激しい痒みを伴います。

この痒みが大きなストレスになり、まれに肺炎や脳炎を併発することもあります。

特にママが水痘になっていない場合は、こどもから感染する恐れがあり、大人になってからは跡が残ったり重症化する可能性が高いので、一緒にワクチン摂取することを強くおすすめします。

 

任意の予防接種も受けましょう

定期接種の他にも、任意接種というものがあります。

これらの予防接種も受けておくことで、感染した際の症状を抑えることができ、重症化を防ぐことができます。

任意接種で予防できる主な病気は以下の通りです。

 

ロタウイルス胃腸炎

「ロタウイルス」で予防できる病気です。

冬~春にかけて流行する胃腸炎です。

生後6カ月~5歳くらいまでの子(特に2歳まで)にかかりやすく、激しい下痢とおう吐に苦しむ病気です。

毎年約80万人が感染し、数ある胃腸炎ウイルスの中でも最も重症化しやすいのがロタウイルスによる胃腸炎です。

治療薬はなく、水分補給をしながら回復を待つしかありません。

感染力も非常に高いので、保育園や幼稚園に通っている場合は集団感染する場合があるので接種していた方がいいですね。

 

インフルエンザ

「インフルエンザ」で予防できる病気です。

みなさんお馴染みのインフルエンザですが、ぜんそくの持病がある場合などは肺炎や呼吸困難になる恐れもあります。

こどもは脳炎や脳症になることもあるので、重症化すると、インフルエンザ脳症を引き起こし意識障害などが起き、致命率は8~9%となります。

命が助かったとしても、約25%の確率で精神運動発達障害などの後遺症が残るとされています。

身近な病気ですが、重症化を防ぐためにはワクチンを接種している方がいいでしょう。

 

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

「おたふくかぜ」で予防できる病気です。

春~夏にかかることが多く、大人よりもこどもの方がかかりやすい病気です。

ムンプスウイルスによって発症し、飛沫感染によって感染していきます。

発熱と共に、耳の下やあごの下が酷く腫れて痛みが出ます。

治療薬がないので、7~10日かけて腫れが引くのを待ちます。

重症化すると、10~20人に1人が強い頭痛を訴えたり嘔吐することもある無菌性髄膜炎を発症します。約1,000人に1人の割合で難聴の後遺症が残ります。

とくに10歳以下でかかると重症化しやすく、精巣炎や卵巣炎を起こす可能性もあります。

 

 

さいごに

いかがでしたか?

とても長い文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

予防接種はお子さんにとって、とても重要なものだとお分かりいただけたかと思います。

こどもの健やかな成長のためにも、2カ月になったら接種を開始しましょう。

ではまた。

 

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