人に迷惑をかけたり、絵本やおもちゃを投げたり、こどものあるあるですよね。
「そんなことしちゃダメでしょ!謝りなさい!」
と言っても謝らない子って多いと思います。
悪いことをしたり、わざとじゃなくても「ごめんなさい」を言える子になってほしいのに…。
どうして「ごめんなさい」を言わないんでしょうか?
悪くないと思っているから!
まず、1番の理由はコレです。
特に幼児期の時は「自分は悪くない」と思っていることがほとんどです。
個人差はありますが、大体のこどもは4歳くらいまで(長いと小学校入学前頃まで)は、自分が世界の中心であり、ルールだと思っています。
「欲求」→「即行動」が基本の行動パターンなので、自分の欲求のままに行動します。
例)お友達のおもちゃを取っちゃった!!
この時のこどもの頭の中は「このおもちゃで遊びたい」という欲求だけ。
特に2歳くらいのこどもは、赤ちゃんを卒業したばかりで、「良いこと」と「悪いこと」の区別がつきません。
なので、こども自身は悪気も何もなく、ただ本能に従って行動しているだけなので「どうして謝るの?」となってしまうわけです。
意地を張って言わないことも!
3歳を過ぎたあたりから、だんだん大人たちの話していることも理解できるようになってくるので、「良いこと」と「悪いこと」の区別も少しはわかるようになってきます。
基本的には「欲求」→「即行動」と変わらないです。
でも、悪いことをしたという自覚が出てくるようにもなります。
自分では悪いことをしたと分かっていても、ママやパパに「ごめんなさいは?」「謝りなさい!」と命令口調で言われたり、促されたりすると、意固地になって「ごめんなさい」が言えないときもあります。
ごめんなさいが言えるようになるには?
こどもが絵本を投げつけたとします。
「絵本投げたらダメでしょ!謝りなさい!」
これが普通のママの反応ですよね。
でも、こどもに「ごめんなさい」を教えるときはコレNGワードなんだそう。
まずは理由を聞く!
「絵本を投げるなんて!」とこどもがした悪い行動に対して「ただ投げた」とママが勘違いしていることもあります。
とりあえず、ママは怒りをグッと抑えて、「どうして絵本を投げたのか」と、こどもの主張を聞いてあげましょう。
「この絵本ママに読んでほしいのに、あとでねって言われたから…。」
こどもの理由・主張を聞いてあげることで、こどもはこどもなりに理由があって行動したことがわかります。
理由を聞いてから悪いところを教える!
「まずは理由を聞く!」で絵本を投げてしまった理由はわかりました。
それでもやっぱり、「絵本を投げること」は「良くないこと」です。
そんな時は、理由を1度受け入れてから悪かったところを教えてあげましょう。
「ママも悪かったよね、ごめんね」←1度受け入れる。
「でも絵本を投げたらダメだよね」←悪いところを教える。
受け入れてもらえれば、こどもも納得して反省する気持ちが生まれてきます。
そうすることで自然に「ごめんなさい」が言えるようになります。
それでも納得しない!
それでも謝ることに納得しない場合は、ママ自身が1度自分の言動を振り返ってみてください。
こどもの遊んでいたブロックなどに当たっちゃって崩してしまったりしたときに「あ~ブロックあったのね」で終わらせたり、他人に迷惑をかけても知らん顔したりしていませんか?
こどもは親をうつす鏡
というくらい、こどもは親の言動を見て、その姿勢を学んでいます。
もし、親ができていなくて、こどもはそれをマネしただけなのに、自分だけ謝るように言われても納得なんてできませんよね。
逆に、親がきちんとお手本を見せていると、こどももちゃんと「ごめんなさい」が言える子になるという事です。
人に親切に出来る、迷惑を掛けたら反省して「ごめんなさい」が言えるのも、親がそうしてきたからできる子になったという場合がほとんどです。
普段「ごめんなさい」を教えるには?
「ごめんなさい」を教えるのって、悪いことしたり人に迷惑をかけたりした時がほとんどだと思います。
じゃあ、普段「ごめんなさい」を教えるにはどうしたらいいの?
1番は絵本だと思います。
「ごめんなさい」が題材になっている絵本はたくさんあるので、読み聞かせをしながら「ごめんなさい」の意味を教えると、こどももわかりやすいと思います。
うちではYouTubeの力を借りています。笑
「ABC KIDS TV」というキッズ動画があるんですが、その中に「I’m Sorry / Excuse Me Song」っていうのがあります。
「すみませんとごめんなさいの歌」です。
映像での場面がわかりやすく、ごめんなさいが自主的に言えるように促してくれる内容の歌です。
ただこれ、英語の歌なので、意味はいちいち訳して伝えてあげなければいけませんが、映像を見ただけでこどもでも内容がわかるようになっています。
このシリーズの動画のおかげで、英語が好きになったり、嫌いな野菜も食べれるようになったりと、うちではかなり役に立っています!!
「お願いとありがとうの歌」バージョンもあります。
何かをしてほしい、手伝ってほしい時の「お願い」と、してもらった時の「ありがとう」を魔法の言葉と言っているところも伝えやすくていいですよ!
さいごに
心なく、うわべだけで謝るようになっても相手に誠意は伝わらないし、意味がありません。
もちろんそんなんじゃ許してもらえるはずもありませんよね。
「ごめんなさいの意味」を繰り返し教え続けていくことで、こどももちゃんと謝る意味を理解できるようになっていきます。
ごめんなさいが言える子になるように実践することは以下の4つです。
- 理由を聞く
- 何が悪かったかを伝える
- 絵本や動画でごめんなさいの意味を教える
- ママ自身がお手本になってあげる
とにかく根気よくやり続けることです!
ではまた。

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